私は以前から、
吉田拓郎のような顔立ちなのがコンプレックスで、
ついつい前髪を伸ばしてしまうような気の小さな男である。
私はバイオ系の生産管理で毎日精進している。
居酒屋でいつもの連中とつるんでいたら、
同じノリで盛り上がってるさゆりと意気投合した。
さゆりはヘアデザイナーらしく、
その苦労話を雑誌で読んだことがあるが、
さゆりはそんなにたいへんじゃないと軽くいってのけた。
そして私たちは有名だった先生の授業のことを皮切りに、
懐かしい話題で盛り上がった。
さゆりは、
かなり真面目で、
どの科目も平均して出来たようだが、
理科が一番好きだったようだ。
私は塾でも、
学校でも好きだったのは、
英作文だった。
ヨガのことだったら色々調べるのは苦痛じゃないというほど、
さゆりはヨガが好きらしい。
私の生活は、
時間が無いのでそれほど趣味に割く時間はないのだが、
暇な時は将棋に没頭している。
私の最近の女性を口説く方法はことのほかひどくなってきていて本当に困っている。
私は、
この後のことを気にしながらも思い切って渋谷デートに誘うとさゆりはまってましたとばかりに微笑んでくれたので、
デートは大盛り上がりだった。
二人の別れは、
セブンで雑誌を買った後にやってきた。